約 125,772 件
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/341.html
336 姉ぎらい 1/6 sage 2008/02/19(火) 17 16 46 ID ik4fypTR 屋敷を抜け出した日の夜に旅の支度をしながらサディックは語りました。 「JAPANという国へ行こう。僕はそこのSAMURAIに会ってみたい」 「SAMURAI、ですか」 「子供の頃、ディエムお爺様がよく話してくださった。極東の島国にはSAMURAIという四千年の歴史を持つ民族が住むと。彼らにはNIN‐JUTUという名の技術があるらしい。 水の上を十五メートルも走ったり、こんなふうに両手首を合わせる構えをして手の平から眩い雷を放ったり、まさに奇跡としか言い様が無い技術だ。僕はSAMURAIからそのNIN‐JUTUを学びたいのだ」 「はぁ」 「それに、JAPANでは芸術も盛んだと聞く。OTAKUと呼ばれる芸術家たちが日夜切磋琢磨し、息つく暇なく新たな絵画や文学を生み出しているらしいのだ。どうだい? なかなか楽しそうな国だろう」 「はぁ」 何かが間違っている気がしないでもないネトリーナでしたが、サディックのたいへんなはしゃぎぶりを見て、何千キロも離れたJAPANへ旅するのはさすがに無謀ですとも言い出せず、ご主人様の熱弁に生返事するばかりでした。 鉄道の検問をやり過ごすのはそれほど難しくありませんでした。たいていの場合、検問前の町では密入国の手引きを生業とする闇屋が商売をしていましたので、その都度屋敷からくすねてきた腕時計と引き換えに闇の旅券と切符を手に入れられました。 けれども、気候の変化ばかりは如何ともし難く、それに加えて、山の寒さを甘く見て薄着のまま肩掛け一つしか持ってこなかったため、二人は山脈越えの列車の座席で凍え上がり、がくがくと震えました。 「寒く、ないのか」 「女というものは寒さに強く出来ておりますので、へっちゃらです」 「嘘を言っちゃいかんよ。こんなに冷たくなっているじゃないか。さ、言うことを聞いて肩掛けを使っておくれ。僕は充分温まったから、今度は君の番だ」 「申し訳ありません」 そうしているうちに、自然と二人は互いに寄り添う恰好になりました。肩をくっ付け合い、わずかなぬくもりを交換します。ネトリーナは目を瞑ってサディックの手に自分のそれをそっと重ねました。少しだけ寒さが薄れた気がしました。 337 姉ぎらい 2/6 sage 2008/02/19(火) 17 18 11 ID ik4fypTR 次の駅で列車が停車したときに一時間ほど暇があったので二人はみすぼらしい物売りから二着の外套を買い求めました。どちらも粗末なかび臭い外套でしたが、すこしぶかぶかなのを気にしただけで、特に文句も言わずに羽織りました。 人心地ついて、これまで気に止めることが出来なかった車窓からの景色に二人は目を奪われました。野面は白く、荒涼とした雪の峰が切り立って、透き通る蒼穹は大気の膜を映し出し、世界最高峰の威容を見せ付けています。サディックが思わず叫びました。 「ちっぽけだ。ああ、なんてちっぽけなのだろう。この大山脈に比べ僕の煩悶のなんとみみっちいことか。貧乏臭い、つまんないことにウジウジしていた自分が情けなく思えるよ。無粋な饒舌を許しておくれネトリーナ。僕は虚栄心に強いられて黙っていられないのだ。 この光景を姉さんにも見せてあげたい、自らあの人を捨てて逃げたというのに今はそんなことを考えている。大自然の眺望は偉大だ。驚嘆と同時に故郷を恋しく思わせる。だがその望郷の念は断じて軟弱な羨望ではない。 あのせせこましい屋敷で僕の考えていたことといったら、どうにかして姉さんの過ぎた愛情から逃れたい、それだけだった。今は違う。僕は世界というものを見た。初めて見た。知った。今は姉さんの無知を告発してやりたい。 魂の目を開け、この世界の広さを見せ付けてやりたい。サディックにあるのはそんな思い上がった義務感だ。ああ、姉さんがここにいればなあ。きっと外の世界に目を向けてくれるはずなのに。 もの狂わしいよネトリーナ。すぐさま屋敷に戻って姉さんを連れ出したい。けれどもこの先にあるであろう新たな感激も待ち遠しいのだ。畜生め、この優柔不断な卑しい性根が憎たらしい。 ネトリーナ、今は君だけが慰めだ。僕のもう一人の姉よ。血縁がなくとも君を愛している。この旅を共にしてくれてありがとう。君がいたから僕はここまで来ることが出来た。君がそばにいてくれるから僕は先へ進む勇気を持てる」 「いけませんサディック様。わたくしなどに頭を下げては」 「愛する者に礼を言うのは当たり前のことだ。言わせておくれ」 ありがとう、とサディックは言いました。ネトリーナは目を細め、「姉として、ですか」と口の中で呟くと、佇まいを正して、寒さが堪えるのでしょうか、やや震えた声で言いました。 「勿体無いお言葉をいただき、身に余る幸せに存じます」 338 姉ぎらい 3/6 sage 2008/02/19(火) 17 19 24 ID ik4fypTR 主従の旅は順調に続きました。千里を結ぶ鉄道で標高五千メートルの山脈を越えて、世界で最も人口の多い国にたどり着きました。サディックの目指すJAPANはもうすぐです。二人は港方面へと向かう長距離バスに乗るために、大きな町へ足を向けました。 遠くからでも聳え立つ煙突が見えるほど大きな工場がある町です。煙突からはもくもくと煙が昇り、そのまま空に溶け入るかと思いきや、雲を灰色に染めて町全体を覆う巨大な傘を作り、ほの暗く陰を落としています。 サディックは列車の時とは別の意味で驚愕しました。 「今にも黒い雨が降りそうだ」 二人は町へと続く道路を歩きます。乱雑な舗装です。大型トラックが地響きを立てて絶え間無く走っています。所々が傷み、ひび割れています。二人は埃っぽい空気にむせて、たびたびハンカチで口元を覆いました。 行き交う車に用心しいしい進んでいますと、ある地点でサディックがおやと声を上げ、道を外れてあさっての方角に駆け出しました。ご主人様の突然の疾走に数秒遅れて、ネトリーナも息を切らせて追いかけます。 サディックが急に立ち止まり、追いついたネトリーナははしたなく見えない程度に静かに息を整えました。サディックはネトリーナに背を向けたまま語り始めました。 「僕には時々、マジェーネ姉さんがとてつもなく美しいと思えることがある。姉さんは確かに美人だよ。けれども、そういった見かけの美しさとはまた違ったそれだ。僕の下劣な本性がそう思わせているのかもしれん。 僕に虐げられた姉さんが悲しむ姿に、心臓を鷲掴まれそれの他何も目に入らなくなる、えたいの知れぬ艶かしさを伴う戦慄を覚えることがあるのだ。棄てばちの小児的惨忍だろうか。 すすり泣きの音色が甘美に聞こえ、頬から伝う涙に花を手折る瞬間のあの何とも言い表せぬ充足を感じてしまう。この河の美しさはそうした美と同じものだ。七色に輝く河。天変地異の前兆とでもいうのか」 二人の目の前に流れる川は、淀んだ日差しを反射して虹色に輝いていました。とってもきれいにきらきらと、シャボン玉などとはまた違った、自然界ではありえない、鮮明すぎる色で彩られています。 背筋がぞっとしたネトリーナは、両手で口元を押さえて息を呑みました。見れば見るほどくらくらする色合いです。 339 姉ぎらい 4/6 sage 2008/02/19(火) 17 20 32 ID ik4fypTR 虹色の河をより詳しく観察するためにサディックが身を乗り出しました。 「血の錆色のほうがまだましだ。川底が全く見えんよ。それにしてもこいつはまるで安物の駄菓子――」 続けようとしたところで、やけにぬめった土手のふちの泥が足を捕らえ、あれ、と言ったときにはもう遅く、すってんころりん転がって、あちこち体をぶつけつつ、まっさかさまに落ちて行き、ざぶんと音立て虹色川にサディックは消えてしまいました。 空をつかんだ腕を伸ばしたまま、ネトリーナは絶叫します。サディックさまサディックさまと泣き叫ばんばかりに声を張り上げます。辺りを見渡します。人っ子一人居ません。 大切な人を助けるべくすぐさま川べりへ滑り降ります。手ごろな棒は見つかりません。左手で草を掴んで身体を固定し、右手をあらん限りに差し出します。 「サディックさま。つかまってくださいまし。サディックさま」 しかし、声はむなしく響くばかりです。ぬめったしぶきが指に当たります。思いのほか流れが速いことに気付いたネトリーナは、今度こそ泣きじゃくりながら四つん這いで川べりを進みます。そうしてまた同じ恰好で腕を伸ばし、サディックさまサディックさまと繰り返します。 つんとした異臭が目と鼻を刺激するだけです。五分ほど経ち、潤みすぎたせいで目が利かなくなり始めたときに、川下の方角から声が聞こえました。 「生きてる。サディックはまだ生きてるよ」 目元を拭って見てみれば、ずっと川下のところで川べりにしがみ付いたサディックが手を振っています。 「サディック様? サディック様なのですね?」 「そうとも。ああ、わざわざ来なくとも大丈夫だ。自力で登れるさ。上で待っていてくれ」 ネトリーナは土手を登ってサディックの登る先まで走りました。泥を払うことも忘れて大切な人を見守ります。 「こんなときこそNIN‐JUTUが使えたらなあ――やれやれ、臭いし汚いし重くてきついし、散々だ――こいつは一刻も早くSAMURAIに教えを乞わねば――ぺっ、その上不味い。 なんだろうな、この虹色の川は。水が恐ろしく重いぞ。ヘドロにしてはお上品すぎる。うん、骨か――きれいなお水にお魚さんたちも大喜び、とくらあな」 登り終えたサディックは襟に引っかかった魚の骨を指で弾き飛ばして立ち上がりました。 340 姉ぎらい 5/6 sage 2008/02/19(火) 17 21 38 ID ik4fypTR 「ああ大丈夫。興奮してはいるが大したけがは無い。精々擦り剥いた程度さ。それにしてもお互い酷い有り様だ。おおっと、お召し物のお取替えは御自分でやるよ。 先ほど解ったのだがこの汚れは擦ってもなかなか落ちないみたいだ。君の肌に付くといけないから今は触らないでおくれ。ああ、臭い臭い。兎にも角にも風呂に入らねばいかんな。しかしこんな川が流れる土地に体を洗える水があるかどうか。 代わりの服も買わねばならんし――ところでどうしたのだネトリーナ。先ほどから黙っているガッ――」 乾いた音が辺りに響きました。ネトリーナは腕を振り切ったまま、険しい表情をしています。しばらくすると、サディックは頬を押さえて呆然とつぶやきました。 「ぶった」 その言葉にネトリーナは我に返り、自分の右腕がご主人様の頬を打ったことにようやく気が付きました。 「申し訳ありません」 サディックは充血した頬を撫で擦ります。 「ネトリーナが、僕をぶった」 体が勝手に動いてしまったとはいえ、このような不敬を致してしまっては暇を申し渡されても文句は言えません。ネトリーナは頭を下げたまま、サディックの、おそらく叱責でしょう、言葉を待ちました。 341 姉ぎらい 6/6 sage 2008/02/19(火) 17 23 01 ID ik4fypTR 「ネトリーナが、この僕を打ったのだ。男子の顔を、女中如きが引っぱたいたのだ」 「もうしわけ、ありません」 「なぜ謝る必要があるネトリーナ。僕は怒ってはいない。むしろ、嬉しい。そうだ、姉さんみたく叱られて喜んでいるのだ」 サディックはからからと笑いました。 「あの屋敷では僕を打つ者が居なくなって久しい。使用人はもちろん、親父や母さんだってとっくにサディックを見捨てちまってる。姉さんはあのざまだ。どんな馬鹿をやってみせても、誰も僕を打ってくれやしない。 ありがとうネトリーナ。そしてすまない、君に心配をかけた。君は正しいことをしたのだ。だから顔を上げておくれ」 ネトリーナは感極まってサディックを見つめました。川の水が服を毒々しい色に染め、肌にまだらの染みを作っていましたが、無邪気に喜ぶ大切な人の姿はとてもいとおしく思えました。ネトリーナはこの旅に出てから初めて微笑みました。 サディックには子供っぽい、おばかなところもあるし、その上鈍感、さらには気取り屋で、やたら語りたがりでもありますけれど、ネトリーナはそんな彼のまっすぐなところが大好きなのでした。サディックは楽しげに続けます。 「君はやはりもう一人の姉さんだよ」 ネトリーナの表情が再び曇りました。異国の河は七色に輝いています。
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1466.html
393 名前:風紀姉 ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/12/24(土) 19 52 52.08 ID DsKXi2Ei お久しぶりです、初ねぇこと初音です。 今日は待ちに待ったクリスマスです。 恋人と一緒に過ごす日。恋人が居ない人は? 勿論家族と過ごすのです。 「しょうくん、どこ行くの?」 玄関に向かうしょうくんに話しかけます。 「え?友達と遊びに行くんだよ」 「ダメよ。もう7時回ってるんだから」 「大丈夫たよ…それと、友達の家に泊まるかも知れないから」 「ダメ。なんて名前の友達なの?向こうの親御さんは許可貰ってるの?それにもう料理作っちゃったんだから一緒に食べましょ」 「明日食べるよ、それじゃあね!」 「あっ、待ちなさい!」 私を無視するように玄関を飛び出すしょうくん。 一大事です…クリスマスに友達と出掛ける?これは一大事ですよ。 私も慌てて靴を履くと、すぐに家を飛び出しました。 友達と遊びに行くとなれば駅に向かうはず。 自転車に乗り駅に向かいましょう。 居ました、しょうくんです。 改札口を抜けて電車に乗ろうとしてます。 慌てて適当に切符を購入すると、私もすぐに電車に乗り込みました。 一人で電車に乗るしょうくん…大丈夫でしょうか? 乗り過ごしとかしないでしょうか? 心配です…。 394 名前:風紀姉 ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/12/24(土) 19 53 57.33 ID DsKXi2Ei 「?誰だろ…」 しょうくんに話しかける人が見えます…女ですよ女。 しょうくんの隣に座ると、笑顔で話始めました。 「……」 もしかして……しょうくんを騙して変な所に連れていくつもりじゃ…。 これは女のこめかみをカツーンっとしてやらないとダメかもしれません。 ただ、もしかしたらしょうくんの友達と言う可能性もあるかも知れないので様子をみましょう。十分ほど電車に揺られある駅に到着すると、二人とも降りていきました。 私も降りましょう…。 改札口を抜け、外に出ると数人の男女がしょうくんに話しかけたました。 これはリンチする気かもしれません。 これはしょうくん以外の男女全員のこめかみを尖ったモノでカツーンっとしてやらないとダメかもしれませんね。 細い路上にでも入ろうものならレンガでガンっですよ。 「……入りませんね」 細い路上を素通りして仲良く歩いていきます。 もしかしたら、友達という可能性も出てきました。 「ここは…カラオケ?」 数十分歩いた所でネオンが眩しい建物に入っていきました。 カラオケで何をするのだろう……もしかして…。 私も走って中に入ります。 395 名前:風紀姉 ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/12/24(土) 19 54 51.18 ID DsKXi2Ei 「さっきの男女入り乱れた軍団どこ入りましたか?」 「は?なんですか?」 「だからさっき此処に入ってきた男女七人居たでしょ?何処に入りましたか?」 「あの…そういった事は…」 「あの中に居る男の子の保護者です。乱暴されるかも知れないので早く教えてください。警察呼びますか?」 「わ、わかりました…一番奥の部屋です」 頭の悪い人間は本当に腹が立ちます。 長い通路を歩き、一番奥に向かいましょう。 ――はは―なんだ―っ― 中から騒がしい音と声が鳴り響いています。しょうくんの声も聞こえます…歌っているのでしょうか? 歌いたいなら私と一緒に来ればいいのに… 携帯を開いて時間を確認します。 8時…。 ――ガチャっ 「しょうくん、帰りましょう」 「え………な、初ねぇ!!?」 マイクを握ったまま私の顔を見て一瞬固まりました…でもすぐに私と分かると、立ち上がり私の名前を呼びました。 「なんでこんな所に居るんだよ!?」 「なんで?しょうくん迎えにきたのよ」 部屋の中へ入ると、しょうくんの腕を掴んで部屋から出ようとしたのですが、振り払われました。 「友達と遊ぶって言っただろ!頼むから帰ってくれよ!」 396 名前:風紀姉 ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/12/24(土) 19 55 38.94 ID DsKXi2Ei 「えぇ、帰るわ…一緒にね」 再度手を掴むと、強引にしょうくんを部屋の外へ連れ出しました。 「もうしょうくんを遊びに誘わないでください。迷惑です」 それだけ言い放つと、一人一人の顔を睨み付け建物から二人で出ていきました。 「なんであんなこと言うんだよ!教室に来た時もそうだ!アレで周りから変な目でみられるようになったんだからな!!!」 掴んだ手を引き離そうと暴れるしょうくん。 「しょうくん!もう帰るの!お姉ちゃんの言うこと聞けないの!?」 しょうくんを引き寄せると、腕を引き上げて怒鳴った。 一瞬身体をビクつかせましたが、反抗的な目をやめようとしません。 やはり悪い人間と付き合うとしょうくんにも悪影響ですね…。 「しょうくん、お姉ちゃんはしょうくんが心配なのよ?世の中には悪い人間がいっぱいいるの。しょうくんはまだ分からないと思うけど」 「……離れてよ」 目を反らすと、また私の手を振りほどこうとします。 はぁ…これは重症ですね…完全にヤンキーです。 ちょっとキツイ説教が必要みたいです。 「しょうくんズボンを脱ぎなさい」 「は?」 「ズボンとパンツを脱ぐの、早くしなさい」 「い、いやだよ!周りに人が居るのに!」 397 名前:風紀姉 ◆ou.3Y1vhqc [sage] 投稿日:2011/12/24(土) 19 56 58.58 ID DsKXi2Ei 確かに…周りには人がいっぱいいます。 だからなんですか?言うこと聞かない弟を叱って何が悪いのですか。 「脱ぐの嫌?それじゃそのままでいいわ」 しょうくんを力一杯引き倒すと右手をパーにして思いっきり平手でしょうくんのお尻を叩きます。 「いぎっ!?」 ズバンッと破裂音のような音が響き渡ります。 「いだっ!だっ!やめ!」 一回…二回…三回…四回。 叩く度に激しい音が響き、しょうくんの口から悲鳴が漏れます。 「ご、ごめんなさぁい!」 十回目に到達する時、やっとしょうくんの口から謝罪の言葉が漏れました。 大粒の涙がぽろぽろと流れ落ち、地面を濡らします。 「ちゃんと謝れるじゃない。ほらっ帰るわよ。家に帰ったら二人でパーティーするんだから」 しょうくんの腕を掴んだまま家に向かいます。 と言うことで、今回はこれで終わりです。 クリスマスは恋人と過ごすものです…。 じゃあ、恋人が居ない場合は? 勿論愛しの家族と過ごすのです。 だから他人の貴方達に、私達のクリスマス・イヴを見せる事はできません。 皆さんも他人ではなく大切な家族といっしょに過ごしてください。 それでは…しょうくん専用風紀委員、初ねぇこと初音でした。
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/437.html
299 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 40 12 ID x5YU2Xxx 正直、俺の姉はキモイです。 まずヲタなんですよ。ハンパないです。部屋の中漫画とか小説とかDVDとか、なんかコスプレ? とか、とにかくヲタグッズ大量に隠してるんですよ。「ガガーン!」とかSEを口で言うし。朝っぱらから平然と小さい子向けのアニメのネタを振ってくるし。 同人誌も描いてます。ホモです。もう当たり前のように♂と♂が絡んでます。ヤバイです。はっきり言って姉がキモヲタであることは学校の皆には知られたくありません。 でももっとヤバイのは姉の描く同人誌ってのは、どうも俺をモデルにしてるっぽいってことです。本気でやめて欲しいです。 真剣にキモイから、それ……。 なんか脳内で近親レイプされてるみたいで、発見した時はおぞましさに吐き気がしました。 『力を抜けよ、アキラ。挿れてやる。お前の全てを奪ってやる』 『うん……。亮クンになら、何をされてもいいよ……』 ――ヤメロ。 とりあえず亮クンって名前をヤメロ。勝手に俺の名前使うな。殺すぞ。 そりゃ、あのキモ女は女子高だし、同年代の身近な異性なんて俺しかいないだろうから、とりあえずサンプル採るのは自然っちゃ自然なんだろうけど、だからといって許せるかというとそういう問題じゃない。ていうか俺の名前使うな。殺すぞ。 俺が激しくも紳士的に、人道に基づいた要求をすると、姉はこう言いました。 「いいじゃん、名前くらい。減るもんじゃなし」 良いキャラ名が思いつかなかったのよねー、とか言ってやがるんです。白々しく。 おいおいそれだけじゃねーだろてめー俺の写真を使って男キャラ描いてるだろ、と指摘してやりましたよ。 「だってそれしか資料がないんだもん。嫌ならあんた、クラスの友達の写真撮ってきてよ。裸の。骨格とか筋肉のつき方とかがわかりやすいやつ。ちなみに微マッチョ希望。ブサ不可」 これですよ。なんら罪の意識感じてないんですよこの人。 「体育の着替えの時とかさー。ケータイのカメラとかで盗撮してさー。……あ!」 突如瞳をキラキラと輝かせるキモヲタ。 「……しまった、そのネタありかもー。亮が写メをバラ撒くぞとアキラを脅す……いや! ここは男同士ということを逆手にとって、むしろ皆の前で堂々と撮影しちゃう! 恥ずかしがって悶えるアキラ! なんか公開羞恥プレイっぽい! ぐふぅ! 萌える!」 「…………」 オーイ。誰カー。 この人格的に可哀想なヒトを何とかしてやってー。 300 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 40 43 ID x5YU2Xxx しかし姉の真に怖ろしい所は、そんな脳の腐りきったキモヲタの癖に、外では完璧に猫をかぶってるという点にあります。 そうです。誰もヤツの擬態に気づいてません。姉がオンリーイベントとやらで知り合ったヲタ友以外は誰も知りません。あと俺と。 それどころか信じがたいことに、姉は学校では「明るくて人当たりのいいクラス委員の晶穂ちゃん」というキャラで通っているらしく、先月なんて何を勘違いしたか俺の高校の、それも同じクラスの男子が姉に、こ、こく、告はっ、 ゲフッ ゴハァッ ……ごめんちょっと取り乱した。大丈夫。うん大丈夫。 とにかく、地味にモテたりとかしちゃったりしているというもっぱらの噂な訳です。 ――いや、まぁね? 別に顔がブサイクって訳じゃないと思うし、意外と料理うまくて家庭的だし、きれい好きだし、性格的にも優しいですよ姉は。キモヲタだけど。骨の髄までキモヲタだというその一点が致命的なんだけど。 だってアレですよ、その告白してきた男子って、こないだ姉の同人誌で脱がされて絡まされて繋がっちゃってましたよ。「亮クン」と。「亮クン」って名前の俺とは一切関係ない架空の別人と。 おまけに、なぜか姉と名前が似てる受け役のアキラ君がそれを目撃して、三角関係で修羅場ってましたよ。 『そんな……亮クン……?』 『違うんだ、アキラ! これはっ……』 『やめてよ……言い訳なんか聞きたくない……。もう……もう、何も信じられないっ!』 信 じ ら れ な い の は お 前 の 頭 だ 。 ……あのさ。 コレ……正直、な。犯罪だと思うんだけど。 よくわかんないけど絶対なんかの法律に引っかかってるって。もし引っかかってなかったらそんなん変えろ。国会で変えろ。なんかテロとかそういう方面の犯罪だから。 なお、この件についての姉の釈明。 「なんか、顔だけは割といいかもと思って。パーツ的にね。あと二の腕のラインが。うん、まぁ、それだけかな」 ……日本語でおk? 「あ、もちろん断ったよー。だって三次元の彼氏とかいたら自由にやおいできないじゃん」 あ、そうですか……。彼氏より801が大事ですか。 「とーぜんでしょ」 「俺……姉貴には現実の男と付き合って欲しいよ……まともな彼氏作れよ……」 「はぁ!? 何言ってんの? 彼氏とかつくんないよお姉ちゃんは!」 え、なんで俺逆ギレされてんの? なぁ、このヒトおかしいよね? なんか疑問にすら思ってないっぽいんだけど明らかに姉の方がおかしいよね? 「つーかさ……。前から疑問に思ってたんだけど、なんでそこまでホモがいいわけ? 姉貴の描くストーリーだと別に男女の絡みでも問題ないでしょ。本番だってあったりなかったりだし。普通に恋愛物として描くんじゃダメなの?」 姉貴なら、別にエロなしでも勝負できると思うけどなぁ――俺がそう言うと、姉は「分かってない」と舌打ちしました。 「いい、亮? あたしがシチュカテゴリにこだわるのは、精神的な絆を描きたいからなのよ。タブーを乗り越えて愛し合うからこそ、精神的な絆が強まる。タブーを乗り越えてこそなの。わかる!? そこなの! あたしが描きたいのは、あたしの萌ポインツはそこなのよっ!!」 すいませんわかりません。腐った女子に訊いた俺が馬鹿でした。 姉はそれからもしばらくタブーがオリジナルでナマモノが、と瞳をキラキラさせて語っていましたが、率直に言ってゲンナリしたのでスルーさせてもらいました。スルースキルがないと生きていけない俺の日常。吊りたい。 それにしても、キモイ姉を持つと女という存在に心底恐怖を覚えます。「ホモが嫌いな女子なんていない」って学説は本当でしょうか。頼むから間違ってて欲しい。切実に。 301 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 41 09 ID x5YU2Xxx 話は変わりますが俺には今わりと気になってる女子がいます。高一としては異性に興味があるのは普通ということで。異性な。異性。 その娘はクラスメイトで、早川さんという名前です。早川さんは快活です。スポーツ少女です。ラクロスやってて、日焼けしてます。でも幼な顔で三つ編みっていうギャップが俺的には萌ポインツです。 何より、早川さんはたぶんキモヲタじゃないので。そこ超重要。試験に出ます。 ちなみに俺と早川さんはときどき一緒に下校したりする仲です。わかりやすくいうとトモダチ。難しくいっても、やっぱり所詮オトモダチ。 ええまぁ、そうですね。なんてーの、恋の相談? とかね、されちゃう距離感ですかね。 「あのね、……三杉くんってさ、どんな音楽聴くのかな……?」 とか言われちゃうわけですよ。ちなみに三杉というのは俺のこと、と言いたくてたまらないのですが、ごめん、隣の席の級友だ。 この三杉がね、スペック高いんですよ。まず身長が186㌢。これだけで俺的には許せないレベルなんですが(どうせミニサイズ男子ですよ悪いか)、さらにそこそこ頭よくて、そこそこ顔がよくて、そこそこバスケとかやっちゃうわけです。 もうね、お前は出来杉君かと。ドラえもんの登場人物かと。もういいから呪われろ。呪われてしまえ。鼻毛が一日3㌢伸び続ける呪いとかにかかれ。そんで地味にバカボンとかあだ名をつけられてしまえ。くそう三杉め。 ……いや、イイ奴なんですけどね。よく課題とか見せてもらってます。ごめん三杉、いつもありがとう三杉。 でもそんな完璧と書いてパーフェクト超人の三杉にも、イタイタしくて見てらんないネタが一つあるんですよ。 ――あの、キモヲタの姉に告ってフラれたの、この三杉。 いやなんかね、たまたま三杉と下校してたら道端で姉と遭遇するミニイベントがあって。それ以来三杉は姉(の外ヅラ)に恋慕してしまいおったと。なんか電話番号教えてくれとか言ってくるからまさかなーとは思ってたんですが。まさかなー、と。 告りやがりましたからね。 玉砕しましたからね。 俺、三杉のこと慰めましたからね。 さらには三杉のためになるならばと、早川さんと友人ほか数名を集めて、遊びセッティングしましたからね。早川さんが三杉の隣に座れるよう陰で取り計らったりね。「チャンスだ早川、心が弱ってるところを狙え!」と言わんばかりにね! 俺、なんの得にもならんのにね! こういうのなんていうんですか、えーと、……アホ? あ、道化。ピエロね。 ……ハッ(吐き捨てるように)。 …………泣いていい? 302 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 41 35 ID x5YU2Xxx ちょっと人物関係複雑になってきたので整理。図にするとこんな感じです。 俺 → 早川さん → 三杉 → キモヲタ どう考えても理不尽。何この悪夢の一方通行。闇のハチクロ状態。 どん詰まりがキモイ姉なのが救われません。 そんなわけでまぁ、例の遊びイベントでも幸いというべきか何なのか、早川さんと三杉の仲は特に進展せず、基本この構図のまま停滞してるという俺の青春的状況。 三杉は姉の幻影を追ったまま傷心していて、姉は……まぁ、腐海の住人なんで。 俺は俺で、また懲りもせず早川さんと作戦立てたりとかね。「うーん……いきなりお弁当とか作って持ってたら引かれるかな……?」「引くというかそれはいっそ告白と同義じゃね? でも食べ物で釣るのはいい案かもなー」とかそういう会話をね。ピエロですね。 それはそうと、早川さんは最近ストーカーに狙われているっぽいらしく、俺としてはその方がなんか心配です。 なんでも、物陰からフラッシュ焚かれて勝手に写真を取られたりとかした、という話。相手の姿は見てないらしいんですが。 許せん話だ。エスカレートしないうちに、なんらかの対策を考えねばならんのではないか。 眉間に皺をば刻みつつ俺が唸っていると、 「だいじょぶ、平気だよ。いざとなればブチのめしちゃうし」 「ぶ、ブチノメ!?」 「え? ……あー……。えへへ。……もっと大人しくした方がいい?」 そのほうが三杉君の好みでありましょうか軍曹、という意味の質問だったと思われます。でも照れながら見せてくれたその笑顔は俺に向いてたんだよ。俺に向いてたんだよ。大切な事なので二回言ってみました。 「……そ、その……元気な女のコも、可愛ゴニョゴニョ」 そこまで言ったら最後まできっぱり言え俺のヘタレめ。でも早川さんは俺のその中途半端なフォローをちゃんと聞いていてくれたらしく、 「……ん? あはは。ありがとっ」 と、爽やかに笑ってくれました。 ああ……。早川さん可愛いなぁ早川さん。ホントに可愛いなぁ。どっかのキモヲタとは完璧に逆ベクトルだなぁ。 そうしてホクホクしながら俺は帰宅しましたとさ。 303 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 41 57 ID x5YU2Xxx んで。 家に帰ると、姉が俺の部屋でエロ本読んでました。 「おかえりー」 いやおかえりじゃなくて。それ俺のエロ本だろ。なんで見つかったんだ? 厳重に隠してあったはずなのに……。 呆然としていると、俺のベッドに寝転がったまま姉が言います。 「あのさー、亮って実はペド趣味? そっち方面のヒト? 持ってるエロゲーもなんか属性偏ってるっぽいし。お姉ちゃんちょっと心配だなー」 「俺はむしろお前の正気が心配だよ! なに普通に読んでんだよ! なんで俺の持ってるエロゲー知ってんだよ!」 「うーん、家族だから、かな……」 ほっとするような優しい微笑を浮かべる姉。 「何イイ話でまとめようとしてんだよ! 勝手に部屋入んなって言っただろ! ……ていうか、鍵掛けてあったはずなんだが?」 「ああ、あれね。あの鍵チャチだから、適当に弄ったら開くの」 今度はピッキングですか姉よ。どこまで罪を犯せば気が済むんですか。 もう新しい鍵付けよう。サムターン回しとかできないやつ。だいたい、前も勝手に鍵壊して部屋に入ってたんだよな。 ……そういえば、あの時はなんでゴミ箱に顔突っ込んでたんだろう。あまりに怖くていまだに詳しく訊けずにいるんですが。 「で? なんか用か。用がないなら永久に出てってくださいお願いします」 「ん。これ。読め」 姉がA4版の紙束を突き出しました。仕方がないので受け取ります。 「今度の新刊?」 「うん」 姉はネームが描きあがると、俺に下読みさせます。わりと平然と。もちろん内容はホモです。 以前は隠れてコソコソやってたんだけど、俺が姉の描いたホモ原稿を誤って目撃してしまったことにより、開き直って隠すのをやめてしまいました。できればずっと秘匿しておいて欲しかった。悠久の果てまで。 よく考えると、実の弟をネタにやおってる漫画をその本人に読ませること、それ自体どうなのよ、と思うわけですが、「んーと。話の展開はさておき、この構図はありえなくね? こんなとこに穴無いでしょ」とか普通に答えてる俺も既に何か毒されている気がします。 俺がネームをチェックしていると、姉が言いました。 「あのさー、亮」 「んあー。何よ」 「そのー、変な話ね、あたしの漫画さー………………勃つ? かな?」 いきなり何を言い出すのかこの姉は。しかし姉もクリエイターとして繊細なところのある人です。俺は少し考えて言いました。 「それは、……まぁ、……………………エロい………………よな」 「勃起する? する?」 「……と、時々」 「へー。ふーん。……そお」 「な、何だよ。言っとくけどホモじゃねーから俺は。完膚なきまでにノーマルだから」 「んー? ううん? 別にぃ?」 なんかニヤニヤしてるんです。機嫌よさげに。 不気味でした。超キモかったです。 304 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 42 22 ID x5YU2Xxx そういえばさー、と姉は唐突に話題を変えます。 「今日、女の子と一緒に帰ってきてたよね。あれが早川さん?」 「ああ、そうだけど。……だからなんで知ってんの? なんで早川さんの名前チェックしてんの? ねぇ?」 「うーん、家族だから、かな……」 ほっとするような優しい微笑を浮かべる姉。 「そのネタはもういい」 「亮さー。あの娘のこと好きでしょ」 いや、ちょ、何言ってんだよ。 「あっはは! バレバレだから。何年あんたと一緒にいると思ってんのよ」 そうですかバレバレですか。まあそういうこともあるでしょうね。それこそ家族ですし。それで? それが何か? 姉には関係ないでしょ。 「まぁ、そうだけどさ。……ね、亮。亮が良かったらなんだけどさ」 姉はじーっと俺の目を覗き込むと、クスッと忍び笑いして言いました。 「――描いてあげよっか?」 「何を」 「だから。早川さんで」 「……? 何を」 「だーかーらー。亮×早で」 ――――は? 何その狂った思いつき。 「言っとくけど、女の子もちゃんと描けんだよお姉ちゃん」 姉はこれでかなり絵は上手いです。姉自身はキモイですが、姉の描く線は大変俺の好みです。もし描いてもらえるならそれはもう、……フェイバリットな逸品に仕上がることでしょう。 いや、でも。 で、でもなあ。 「……え、えろいの?」 おそるおそる訊いてみると、姉はじつに漢らしい笑みを浮かべ、「フッ」と口で言いつつ親指を立てました。 「お姉ちゃんに、任せな。局部無修正でやってあげるわ」 ……あー。揺れる。俺の中で天秤がぐらぐら揺れます。秤の皿のこっち側には「理性」って書いてあって、逆側には「エロス」って書いてあります。 ――早川さんが……たとえばあんな格好で……そんな表情で……それで……。 ――俺の名前を愛しそうに……。 ――あるいは淫らに泣き崩れて……。 い、いやいやいや。そっちはダメだ。なんていうか人としてそっちへ行っちゃダメだ! 「ぅぅぅぅぅぅぅぅ」 内面的葛藤から変な汗を垂らして唸る俺に、姉が誘惑するような甘い声で追い討ちをかけます。 「亮……見たくないの? それとも、見たいの?」 ……。 …………。 ……………………。 「超見たいですごめんなさい」 「……ニヤリ……。最初からそう言えばいいのよ、亮」 姉が悪魔じみた冷酷な笑顔を浮かべました。ポーズ付き。 なぜか敗北感に打ちひしがれる俺。 そもそも、躊躇してしまった時点で俺は敗北していたのかもしれません。この姉にしてこの弟ありというか、うちの家族には何か道徳的に間違った血が流れているのか? カルマ的なものに想いを馳せる俺に、姉が妙にウキウキした口調で言います。 「で、さ。亮。代わりに一つ、おねがい聞いてくんない?」 「ん。いいけど、何よ?」 「ああ、うん。描いたら言うわ」 「……? あ、そう」 あの姉のことだから……。また同人誌の購入要員か? 女性向けイベントはきついんだよなあ……。なんか、会場の空気がイタイというか……。 305 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 42 48 ID x5YU2Xxx ――とか思ってたんですが。 「はい、描きあがったよ亮。例のブツ」 「おお! 早かったな」 「そりゃ前々から準備を……おっと」 ……ん? 何か今、口を滑らせかけなかったか。 「なんでもないなんでもない。それより亮、ありがとうはー?」 「はいはい。アリガトゴゼマス姉上様ー」 「うむ、よきにはからえ。じゃ、約束だからおねがい聞いてね。これで……ゴニョゴニョ……して」 「はい? 今なんとおっしゃいました?」 「だから……これでオナニーして」 もっと狂ったことを姉が言い出しました。 これでおなにーして。 これで=この原稿をオカズにして。 「……は?」 「何回も言わせないでよ! これで……するの。んで、あたしがそれ見てデッサンするから。してるとこ見えるようにしてね。あ、原稿は別に汚してもいいから。もうそれあんたの物だし」 「え、目の前で?」 「だから、そう言ってるじゃん」 少し赤面しつつ、目を逸らして姉が言います。 「もちろんこれは創作上の取材が目的だから。ほらやっぱりちゃんと実物をねリサーチっていかなんていうの想像だけじゃ限界があるっていうか! つまりそう! そういうことよ!」 どういうことだかわかりませんが、早口で押し切ろうとしているようでした。 「だってあんたが言ったんじゃない、『姉貴には実体験が足りない』とかなんとかさ。『男性器を実際に見てないから描写も適当になっちゃうんだろ』ってさ。言ったじゃん。言ったじゃん! だからあんたには協力する義務があんのよそうでしょっ!?」 「えー……っと。そうか?」 「絶対そうっ!!」 言い切られました。 「ほら、お姉ちゃんはここにいないものと想定して」 無理です。 「じゃあ、しょうがないからデジカメで動画撮影」 それはもっと嫌です。ていうかそのデータどうする気ですか。 「ワガママだなぁ、もー。だったらライブしかないじゃない。だよね? はい決まり」 「あれ、俺っていつワガママ言ったかなァ? ヨクワカラナイなァ?」 ぷーぷーぴー、とニ○ニ○動画の笛のお兄さん並みの技術の口笛を披露してやると、姉の手がシュバッと動いていつのまにか原稿を掠め取っていました。 「じゃ、これは回収。もう絶対亮には見せない」 「ちょ、ちょ、ちょ」 「あんたねぇ、タダで私に漫画を描かせて持ってこうって訳? 対価を払おうという気はない訳? ふーん? 姉貴なんかボロボロになるまで利用してなんぼって訳ね。ふーん亮ってそういう人なんだー」 ひどい言いがかりです。 「鬼畜」 誰が。 「ロリコン。性犯罪者予備軍。小学生愛好者」 ひどっ、 「つるぺたにしか勃たないインポめ。氏ねペド野郎。世間様のために」 「脊髄にホモ菌かもしてるキモヲタにそこまで言われたくねーよ! この二次元エロテロリストが!」 「じゃあオナニーしろよ!」 「意味わかんねーよ! なんでだよ!」 「お姉ちゃんは心配して言ってるのよ! ある意味!」 もはや日本語が通じません。ある意味ってどういう意味だ。 「だってあたしは男のナニをみないと漫画がいけないわけだしそれにあんたのロリコンだって抜けばそれなりに沈静化するじゃない、そのために早川さんだって犠牲になったわけでそれに対して申し訳ないと思わないのあんたは!」 「……? ……????」 「要するにあんたがオナニーするのが世界平和のためなのよ! クリエイティブライフでロハスな家族団らんよ! わかるっ!?」 「…………」 もうだめぽ。 「わかったらズボン脱げ」 姉は腕を組んで勝ち誇りました。こうなった姉はテコでも動きません。昔からそういう性格でした。勢いで押して寄り切り勝ち的な姉弟ゲンカ。明らかに姉のほうが鬼畜です。 306 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 43 12 ID x5YU2Xxx えーと、ま、そういうわけで。 しょうがないから脱ぎました。イヤほらね? 小さい頃は一緒にお風呂入ったりもしてたわけだしね? 今更そんな、っていうか今更だから恥ずかしいわけなんだけども、ゴニョゴニョ。 つまりなんだかんだ言って立場弱いんですよ弟というものは。 「……亮。立派に育ったわね」 姉が俺の股間を見て言います。 「それはどうも」 「なんで泣くの?」 なんでだろうね? 本当に、なんでなんだろうね? 「……いいか、絶対一言も喋るなよ。むしろ気配を消せ」 「う、うん……」 姉も心なしか緊張した様子です。俺も妙にドキドキしてきました。 「――では、失礼して。始めさせていただきます」 なんとなく正座して一礼する俺。正面にティッシュの箱を設置し、いざ原稿を手に。手には、取ったのですが。……でも、やっぱり、見られてると気になる……。 正直、実の姉の前で勃起できるかどうか自信がありません。というかそんな自信はなくていい。むしろこの瞬間は役に立たないほうが正常な気がする! なのに、ですよ。ええ。 …………。 男の生理というのは、ままならんものです。 「おぉ……こ、これは……」 姉の原稿は、いつになく力の入ったものでした。困ったことに。まさに力作です。しょっぱなからかなりのハードエロ。みずみずしい肌表現と激しい汁描写。しかも明らかに作画のレベルが一段高い。 な、なぜこの作者は俺の好きな女体のパーツやポージングを知っているんだっ!? やばい。やばいぞこれは。 ……なんてことだ。 はっきり言うとその。……おっきしてきちゃったお☆ 「うっわ、……でっか……」 姉がちょっと怖がるふうに呟きました。喋るなっつったろアホ。俺は赤面しつつ、アレを手で隠すようにコソコソと握りました。 それで、ですね。 扱かねばイカんわけですよ。性的な意味で。 シコシコ……しました。俺は、姉貴の前で、シコシコしました! しましたよええ! は、恥ずかしいにも程がある。しかもその恥ずかしさでちょっと興奮してしまう俺がいました。生涯の屈辱です。 姉が熱っぽく小さく息を呑む気配が、さらに羞恥心に拍車をかけます。 俺的にはもう姉の存在は脳内から締め出したいのですが、消去しようとするほど逆に意識されてしまうという悪循環。 もうしょうがないから、あえて開き直って姉に話しかけました。 「絵、絵が……よくできてる」 「へ? ……あ、ああー。うん。……アリガト」 ナニかに気を取られたまま、姉が答えます。なぜか小声で。 「マンコの描き方えろい……」 「あ……う……」 地雷踏んだような気がします。言ったほうも言われたほうも超赤面。何をやってるんでしょうかこの姉弟。 それにしてもこの原稿……。キャラの再現率がやたら高いです。特徴をよくつかんでいるというか、早川さんのさわやかな魅力を殺さず、かつ見事にイヤラシく表現しています。なんというGJ。 姉にそう伝えると、あのアホは照れながら珍しく謙遜しました。 「う、うん。……資料のおかげかな……」 ほう、資料とな。いったいどこからそんな資料を……。んん? 資料……? ――あ。 そういえば、早川さんがストーカーに付きまとわれて勝手に写真を撮られたりとかしたって言ってたのを俺は思い出しました。アレお前か。そうかお前か。 どこまで非道なのでしょうかこの姉は。 307 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 43 34 ID x5YU2Xxx 「あ、あっ! あれぇっ? こら亮、しっかりしなさいよ!」 姉のアレさにゲンナリして思わず萎えてしまった俺に、当の本人が意味不明な励ましを送ってきます。 「亮、集中して! 股間に意識を集中するのよ!」 「だっ……笑わすなぁっ!」 俺は思わずティッシュの箱を床に投げつけました。恥ずかしいんだか笑えるんだか。もうグダグダです。やってられません。 「あーもー。なぁ姉貴、もういいだろ。十分見せたと思うよ、俺は。これ以上は勘弁してくれ」 「ダメ」 却下でした。 「いいって! もう! どこまでやらせる気だよ!」 「――出すまでッ!!」 姉が激しく強硬に主張しました。というか、明らかに強要する気でした。俺は真剣にキモくなって、声を落として呟きました。 「……お前、おかしいよ?」 するとなぜか、姉は怒りを瞳にたぎらせながら、ぐすっ、と洟を啜りました。 ……あ、あれ? 涙ぐんでる? 「え、いや、ちょ」 「オナニーして、亮」 そのときの姉は、悲しげに、すがるような目で、それもなんか妙に色気のある、変な気持ちにさせるような顔をしていました。 「あたしの漫画で、あたしの妄想でオナニーして。おねがい」 ……って、言われても……。 「もう邪魔しないから。ずっと黙ってるから」 神妙な様子で言われては、俺としても跳ねつけにくいものがあります。 それに……こんな切なそうな顔をする姉を見たのは、初めてのことでした。 「……よし。わかった」 俺もヘタレとはいえ日本男児です。 男を見せましょう。文字通りの意味で。 「けど、気分的な問題ってのはあってな。その辺、わりと繊細なんだよ男って」 「そ、そっか……」 気を遣いあうのが変な感じです。パンツ脱いだままもじもじする俺と姉。親に見られたら確実に誤解される状況でした。 「あ、そうだ! 目をつむればいいんじゃないかな? 耳はヘッドホンして。あたしはひとりエッチの時そうするし」 思わぬ姉の秘密を聞きましたが、そこは華麗にスルー。 「それだと原稿見れなくね?」 「も、もう一回読んだし、一応覚えてるでしょ」 それは、まぁ。穴が開くほど見ましたね。 「じゃ、じゃあ……。それで」 「うん、静かにしてるから」 そういうことになりました。 308 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 43 59 ID x5YU2Xxx さて目をつむりました。 俺はエロ音声は脳内で再生する派です。なので、BGMはむしろ邪魔。そこで、ヘッドホンはしませんでした。 後は深呼吸して全身をリラックスさせ、一切の邪念を振り払うというかむしろ邪念で頭をいっぱいにして、瞼の裏で妄想を繰り広げます。 早速俺は大脳の記憶野から亮×早エロ画像を検索。複数のコマの連続からストーリーを想像します。 このとき俺が使ったのは、フェラシーンでした。 あの可愛い唇が、恥ずかしさを堪えるような表情でぱっくんと咥えてくれるなんてもう最高です。上目遣いのときの目の潤みかたとかもうヤバイ。うんエロイ。盛り上がってきました。 裏筋を舐めてるときの唾液のしたたる感じとかうっとりした表情とかああああもーどうしてこんなに可愛いんだろう早川さん!! 日焼けしたおっぱい舐めまわしたい! すげえや俺。本当に勃起してきました。早川さんがいればどんな状況でもビンビンにできるぜ。本当にごめんなさい早川さん。 俺はいつもの慣れた感じで右手を動かしながら、ティッシュを探ります。ゴソゴソ。 その時でした。 ……ん? …………んん? なんだこれ。 なんか先っぽっていうか亀頭全体が、しっとりした生あたたかいものに包まれてる感じがします。今まで味わったことのない、ヌチュっていう感触が……って、ええっ!? 目を開けました。 股間に姉の頭がありました。 「ちょ、おま、な、ナニしてんのお前っ!?」 ナニっていうか、どう見てもフェラチオです。本当に(ry 「らいひょーふ、らいひょーふ」 姉が俺の性器を咥えてれろれろれろれろれろれろれろれろしながら言います。そのせいでなんか舌が、舌がね? だから舌の感触が、ねっ……。 「だ、大丈夫じゃねーよ! 姉弟だよ!」 「……(じゅぽっ)……大丈夫、ほら、挿入しなきゃ近親相姦じゃないから」 ――嘘っ、 嘘つけええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええっ!!? 何その異次元の理屈!? 「んっ……ちゅぱっ……じゅるる、ちゅっ……」 ……っ、はぅ……。 ちょっとまてちょっとまてヤバイなんか気持ちいい、 「ん……あはっ……なんか先っぽから出てきた」 聞いたことがあるわ、これがカウパー氏腺液ね――などと解説キャラ口調でのたまう姉。ねぱー、とか指で糸を引かせて遊んでいます。それが変に無邪気で、なんか頬も紅潮してるっぽくて、とろんとした目つきがエロいです。 エロいです! 「やばいやばいやばいそれはやばいほんとにやばいダメやめてー……あ、あぅ」 姉が俺のあの、ソレを咥えてじゅっぽじゅっぽします。 うわ……すっげえ気持ちいい。 だ、ダメだ。さっきまで考えてた早川さんのイメージと重なって……もう。 どぴゅ。 309 姉が腐女子でキモヲタで。 sage New! 2008/06/01(日) 14 44 29 ID x5YU2Xxx 俺は、姉の口に発射してしまいました。……実の姉です。 どうしよう。 マジで、ホントどうしよう。 「……ん……」 姉が小悪魔な微笑を浮かべてペロッと舌を出しました。思いっきり精液口に含んでます。それを、俺の見てる前で、ごっくん、と飲んで見せました。 姉は俺の目を見つめて、嬉しそうに微笑みます。 「……亮……亮の精子、おいしい……」 ゾクッ、とするような妖艶さです。俺は絶句するしかありませんでした。 「ねぇ……もっと精子出して、亮」 姉が……晶穂が、俺の股間を優しく、かつ淫らにさすってきます。俺は硬直して動けませんでした。 ――ヤバイ。 シリアスにヤバイ。 それがわかっても、何も考えられません。 「オカズならいっぱいあるから。ほら、生写真たくさんあるよ」 姉がばさっと写真の束をばら撒きました。それはすべて……何十枚もあるそのすべてが、早川さんの盗撮写真でした。 「これなんかぱんつ見えちゃってるよ。ほら亮、見て?」 明らかに着替え中のものや、階段の下から撮ったらしきアングルのものがあります。おそらくはあのフェラシーンの参考にしたと思しき、棒アイスを舐めている姿も。 「もっといろんな写真撮ってきてあげよっか。陵辱? 陵辱がいい? このコ、めちゃくちゃにしてあげよっか?」 「……え?」 俺は何を言われているか、理解が追いつきません。 「三杉クンならお姉ちゃんの言うことなんでも聞くと思うんだ。それにこのコ、三杉クンのこと好きでしょ? だから三杉クンにお姉ちゃんが命令して、このコをレイプさせるね。そしたら亮にももう迷惑かけないと思うし」 いや、迷惑とか。いやいや。それ以前に。 「あ、それかこのコ、調教しちゃおっか。監禁してバイブで犯しまくって精神破壊してセックスのことしか考えられないようにして、亮の言うこと何でも聞くようにしたげる。そっちがいい?」 姉が愉しそうに……本当に愉しそうにニコニコ笑っています。 罪悪感の欠片も見えませんでした。 「は、はは、ははは……」 「そしたら、それ見てオナニーして、お姉ちゃんの口に精子出してね。……ね、ね、亮。いいでしょ? お姉ちゃん、亮の見たいものなんでもやってあげる。だから……また、お姉ちゃんに精子飲ませて……?」 姉の手で扱かれる俺のモノが、馬鹿みたいに張り詰めて噴火しそうになっています。なんで? ……なんで俺、ここで勃起しちゃってるわけ? 「はははは……」 ――お父さん。お母さん。落ち着いて聞いてください。 うちのお姉ちゃん、狂ってるみたいだよ。 あと俺も、ちょっとおかしいのかもしれない。 「えへへ。じゃ、亮が選ぶんだよ」 幼い頃からずっと毎日聞いてきた、姉の声。あまりにも聞き慣れた、食傷するほど親しみのある声。おせっかいで、時々優しくて、時々とんでもなく強引で、そして間違いなく俺の平凡な日常を構成していた肉親の声。 昨日とまったく何も変わらないその声で、姉は言いました。 「A.三杉クンにレイプさせて早川さんをズタボロにする。B.お姉ちゃんがレイプして早川さんを淫乱奴隷に改造して亮のオモチャにする。どっちがいい? あ、二択だから。他の選択肢ないからね?」 ああ……ないんだ。選択肢。 へー。ないんだって。はっはっは。 はぁ……そーなんだー。 ――で、このスレの皆に相談したいんだが。どっちを選んだらいいか教えてください? (END)
https://w.atwiki.jp/ro-hinanmin/pages/42.html
タマ姉【称号:ほわるば】
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/5937.html
このワードは、特定の手順を踏むと閲覧できる言葉に登録されています。 登録タグ YouTube これはひどい アニメ セクシャル タイトル詐欺 ニコニコ動画 パワーワード ビックリ ワード名が短い記事 動画 危険度2 幻のワード 特定の手順を踏むと閲覧できる言葉 赤目女 転載 釣り 検索するとYouTube、ニコニコ動画にある動画がヒットしていた。 エロアニメ『姉汁〜白川三姉妹におまかせ〜』の転載動画が流れるが、1 00くらいに叫び声とともに赤目女に切り替わるビックリの動画である。 現在は検索してもヒットせずYouTube版も削除されたと思われるがニコニコ版が残っている。 ニコニコ動画のURL:ttp //www.nicovideo.jp/watch/sm7955177 ちなみに画像検索を突き進んでいくと蓮コラもでてきたという。(当時のコメントの情報によると29ページ目) 関連項目:ドドリア へへ エロ画像 バックで突かれる メイドイン俺で神ゲー作ってみた 分類:セクシャル、ビックリ 危険度:2 コメント 記事作成しました。 -- 50匹のマサバ (2024-08-13 12 18 22) なんか卑猥なワードに見える -- 名無しさん (2024-08-13 13 43 23) 懐かしいゲームだ… -- 名無しさん (2024-08-14 16 49 49) 姉汁 エ口シーン だったかのでは初っ端にリーガンが大音量とともに出てきて、横山緑がびっくりして椅子から転げ落ちて、クリリンに笑われるという動画があるよ -- みさちゃお (2024-08-15 20 04 52) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/freeshell/pages/49.html
黒姉 http //es.nsf.jp/ 作者:MIY配布元:いーえす
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/17960.html
【検索用 まんほうのあね 登録タグ 作ま 作まわ 作り手 絵師】 + 目次 目次 特徴 リンク 曲 CD 動画受賞作「66(ロロ)」が出る動画 それ以外 関連タグ内の更新履歴 コメント 特徴 作り手名:『マンボウの姉』(まんぼうのあね) メジャーデビューを機に、「竜宮ツカサ」、別名義に「波多ヒロ」とも呼ばれる。 名前の通り、家の裏でマンボウが死んでるPの実の姉でもある。 ボカフェス02内にてヤマハの協力の元開催された「みんなのボカロ計画」で見事優秀賞を受賞した。 優秀賞作品はVY1/VY2のイメージキャラとして使用されることになっており、自身がデザインした「66(ロロ)」は公式でイメージキャラとして扱ってもらえることになった。 さらに、「蒼姫ラピス着せ替えイラストコンテスト」の最優秀賞をも受賞。 リンク pixiv Twitter 曲 awesomeとawfulを間違えた街。その文脈 Cool Fool Scoops Harmonize My Colorful Confuse NEPPUU〜熱風〜 歩きスマホの道はローマに通ず 家の裏でマンボウが死んでる 色恋沙汰は全て作図で解決可能であることの証明 浮かれバケモノの朗らかな破綻 エイは育ち、僕はプロポーズに鉄を曲げる 大江戸ジュリアナイト お掃除してあげる♪ おでこに生えたビワの性格が悪い オーロラは毛穴が開いてるだけじゃなかった 傘の下に雨が降る 風が吹けば人類が終わる カッパ君はお出かけがしたい カッパの俺でも彼女いるのにお前ら何なの? 神様はエレキ守銭奴 キッチンでカッパがタニシ茹でてる 君の掌と僕の掌の隙間 君を忘れた キャラメルヘヴン 筋肉痛駆け落ちの滑稽な結末 さくら/家の裏でマンボウが死んでるP 消火器がダンディーで気が利く場合 彗星 スイートフロートアパート 聖夜、愛犬がビデオデッキに詰まる そして誰もいなくなって その魔王はまるで恋する乙女のように 地底人が見せた抜群の生活感 チューとリアル 納豆ごしにブレーカーいじったら声変わりした 盗み出せ!アンティークのチキン 粘着系男子の15年ネチネチ ハイブリッドGO GO 秘密警察 星のとなりの空け者 ~織姫~ 星のとなりの空け者 ~カッパ~ 星のとなりの空け者 ~彦星~ 本日よりありがとうを差別用語とする ミライどんなだろう ミートミーツガール 物語は散った後に 有限の窓 夢見がち拘束具の悲壮な高校デビュー リバースデイズ リングの熾天使 ロックシューターの帰還 CD 100%GUMI宣言!-Megpoid VIDEO CLIP COLLECTION + LIVE Dizzy Pictures My Colorful Confuse/CD V love 25 -Desire- アンティークチキン エレクトロロマンス キャラメルヘヴン 壊れた世界で花を抱く 動画 受賞作「66(ロロ)」が出る動画 それ以外 関連タグ内の更新履歴 + 関連タグ内の更新履歴 関連タグ内の更新履歴 ※「マンボウの姉」「マンボウの姉CD」タグ内で最近編集やコメントのあった記事を新しい方から10件表示しています。 神様はエレキ守銭奴 大江戸ジュリアナイト Cool Fool Scoops そして誰もいなくなって ミライどんなだろう 粘着系男子の15年ネチネチ カッパ君はお出かけがしたい Harmonize ハイブリッドGO GO 家の裏でマンボウが死んでる コメント 実の姉なのか -- 名無しさん (2011-08-29 01 45 04) おねいさん……素敵です -- 名無しさん (2011-08-29 09 56 38) お姉さんの絵、かわいくて好きです! -- 名無しさん (2011-08-29 18 44 16) 66くんいけめそすぎる -- 名無しさん (2011-08-31 16 26 23) 絵、かわいいですよね!実の姉・・・知らなかった -- 名無しさん (2011-09-02 00 19 25) 66くん大好きです! 今度の曲のがくぽが気になる・・・ -- 名無しさん (2011-09-14 19 18 45) 66様。。。。//// -- 星音美桜 (2011-09-29 17 52 51) 66くんかっこいいですよね。 -- 名無しさん (2011-10-11 17 49 30) ボカロPlusって雑誌の表紙裏にいきなりお姉さんの絵があってびっくりした…可愛いからすぐ分かる! -- 名無しさん (2011-10-19 18 20 22) VOCALOID3ライブラリ(単品)にこの人の4コマがあってビックリしたww特徴的すぎてすぐ分かるww -- 名無しさん (2011-11-02 19 39 32) お姉さん 絵めちゃ好きです!絵かわいいし、66さんかっこよすぎです!! -- 名無しさん (2011-11-03 15 57 39) キョウダイそろってスゴいですね -- 給食委員長 (2011-11-13 22 54 11) どうやればあんなにカワイくかけるの?うらやまし~!!!!!! -- 名無しさん (2011-11-14 00 10 22) スイフロの絵からファンになりました -- 名無しさん (2011-12-07 16 06 51) カッパ超かわいい!!!マジ大好きだわ。 -- SDA (2011-12-26 21 47 51) 可愛いですよね!特に、おでこから(ry)のカッパが……やばいです! -- 名無しさん (2012-01-07 23 39 48) マンボウの姉さんの描くGUMIが好きだーーーー! -- ココ (2012-01-26 22 14 08) 蒼姫ラピスの着せ替えイラストコンテスト最優秀賞(manbou_ane)← え?VY2に続きまたもか? -- 葛西アキ (2012-02-01 00 08 12) えっっホントのお姉さんなんですか!?こんなお姉さんほしい~^^ -- 名無しさん (2012-02-20 22 27 27) 姉さん大好きです! -- かき氷 (2012-03-04 14 50 15) 絵が素敵すぐる(`・ω・´) 姉弟揃って才能豊で羨ましい(゜Д゜ -- 立花 (2012-03-08 22 55 42) 実姉とわ…しらんかった -- 有刺鉄線 (2012-03-09 01 38 44) だから他の曲と繋がってることが多いのか -- 椿 (2012-03-17 15 13 09) お姉さんの描くGUMIが可愛すぎて生きるのがつらいw -- 名無しさん (2012-03-26 14 05 48) 姉さんの絵かっこいいし可愛らしい...そういや浜松の人か?うなぎパイが出て来るし -- 名無しさん (2012-04-04 19 05 06) お姉さまの描いたイラストを、pixivでいつも拝見させてもらっています。絵が上手いうえに、歌っても上手いという、お姉さまの才能には本当にビックリです。 -- 竜奇 (2012-04-12 18 16 59) 生放送見ました!姉さん美人だったよ^^しかしすごいの持ってるね→絵上手い・歌上手い・美人・・・羨ましいですw -- 名無しさん (2012-04-12 18 23 21) 実の姉だとは知らなかったw -- MILD (2012-06-17 11 58 08) VY2=66 って言ってる人いたんだけど本当なのか? -- ぱんなこった (2012-07-01 11 25 05) ↑66はVY2のカテゴリに含まれるが、VY2=66ではない VY2には特定のキャラがいないので、66・REV・勇馬・他 使うのはPの自由。 -- 名無しさん (2012-07-23 17 33 46) マンボウPの曲だけでも十分爆笑ものなのに、お姉さまのおかげでもっと大変な事に…。愛してますwww -- kemu (2012-08-25 00 07 09) 最早カッパと聞いたらお姉さんのカッパが真っ先に思い浮かびます。可愛くて面白くて大好きです。 -- 基 (2012-09-27 20 52 28) マンボウPは面白いwお姉さまはすごい絵がうまいw天才兄弟やんww -- 律 (2012-10-27 15 53 02) もう、姉さんは憧れです! -- 翠雪 (2012-11-27 16 58 58) 66くんイケメンすぎます( _ )惚れました〜 -- 名無しさん (2012-11-28 11 25 50) 河童が可愛い(´Д´) -- 名無しさん (2013-01-04 17 16 31) 66カッコイイ!!あと、マンボウPさんとマンボウの姉さん、最高ですッ!! -- 名無しさん (2013-01-05 18 06 24) いいなこの姉弟。元祖「家の裏でマンボウが死んでる」から改めて通しで見ると、お姉さんの恐るべき上達ぶりがよくわかる。 -- ロロ (2013-01-10 16 20 03) この人の描くGUMI(とカッパ)は最高にかわいい。66くんも良いし、マッチョな絵とか画風多才だなあ。 -- カッパ1匹欲しい (2013-01-11 12 38 14) 66loveです!ツカサさんの絵は大好きです(*´ω`*) -- 蜥蜴ノ巫女 (2013-04-05 08 48 31) 姉さんのリンレンが大好き! -- 名無しさん (2013-06-07 20 29 13) GUMI超かわいいよね!! -- 名無しさん (2013-08-12 14 21 16) 66くん ヤヴァイわー マジでー/// -- 名無しさん (2013-09-16 12 26 55) クワガタにチョップしたらタイムスリップしたで知りました! -- 蜜柑 (2013-11-05 18 10 43) 浮かバケのみんなが大好き!! -- 名無しさん (2013-11-09 17 32 40) ツカサさんは女性の方でマンボウさんのお姉さんでしたのね。初めて知りました。とても美人ですね。 -- マイ (2014-08-06 11 54 48) クワガタチョプ思い出す! -- 茉菜 (2014-08-08 12 55 13) この人のgumiかわいいです! -- 零 (2016-10-04 15 38 08) まごぐみがめっちゃ好き! -- 月光 (2017-05-06 15 20 43) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/58.html
毒にも薬にもなる姉 プロローグ 2007/06/12 毒にも薬にもなる姉 第一話 2007/06/18 毒にも薬にもなる姉 第二話 2007/06/24 毒にも薬にもなる姉 第三話 2007/07/27 毒にも薬にもなる姉 第四話 2007/09/28
https://w.atwiki.jp/haishindore/pages/42.html
姉どれ 始祖たるmemeどれさんの実姉だそうだ。 クトゥルフを黙々とこなす配信を行う。 お気の召すままに( -ω- `)フッ
https://w.atwiki.jp/ekidash/pages/3745.html
あねべつ 北海道旅客鉄道 北海道厚岸郡浜中町大字後静村小字姉別市街 JR根室本線(花咲線)(釧路~根室) 浜中←→厚床